宇宙兄弟に学ぶ「できる感覚」を生徒に身につけさせる技術

こんにちは、久次米です。

 

最近マンガをよく読むことが多くって
先月は大人買いを2つもしてしまいました汗
 

いや~、お金がなくなって困ってますね笑笑
 

まあたとえマンガであっても、見方によって
浪費にも消費にも投資にもなるんで
投資になるように学びきったら問題ないんですが。

 
 

ってことで今回の本題に入りましょう。

そもそも宇宙兄弟というのはムッタとヒビト
という兄弟が一緒に月を目指す、という
ストーリーです。
 

ただ、弟のヒビトは先に宇宙飛行士になっていて
兄のムッタが追いかけていく、というストーリー
なんですが、

その弟のヒビトがに初めて行ったときに
とある事故で死にかける経験をします。
 
 

そして地球へ戻ったときに再び宇宙服を着ると
彼はその恐怖体験を思い出してしまって
心拍数が上がり、過呼吸、吐き気を催す
一種のパニック障害になってしまったんですね。
 
 

これが厄介でなかなか治らず、
もうこのままでは宇宙飛行士としては
やっていけない、という状況にまで
追い込まれます。
 

そんなときに先輩の紹介で
知り合いであるロシア人イヴァン・トルストイ
のところへ向かいことになります。
 
 

さあ、トルストイは一体何をしたのか。
 
 

最初のミッションは、
「なにもするな」

そして、さらに
「一人になるな」

でした。
 
 

そしてお酒を一緒に飲むことを勧めます。
 

でも、気の乗らないヒビト。
なかなか誘いを受けることがありませんでした。
 
 

そんな中、イヴァンはこんなことを言います。

『俺は大丈夫』
自己暗示で意識を変えようと
何度もそう唱えたのではないか?

できることから習慣づけないとダメだ・・・

できない者が頭の中で『できるできる』
と連呼したところで

それは何の経験にもならん。

 
 

それに反論するヒビト。

「じゃあ俺は・・・
何をどうすりゃいいってんだよ!」

 

そしてイヴァンはこう答えます。
 

「まずは・・・・・俺と酒を飲め。

それくらいはできるだろ、今のお前でも。」
 

そうやって少しずつ距離を縮めていきながら
しばらくしてやっと訓練を再開することになります。

 

ただ、最初にしたことは

【サングラスをかける】

ことでした。

 

そして数メートルを歩かせます。

キョトンとするヒビトでしたが、
歩いたヒビトに対して、イヴァンは

「おめでとうヒビト!
レベル1合格だ!」

と言います。
 

そしてさらに、ちょっとずつ

シルクハット

ダイバーの器具

銀行強盗がよく使う黒いマスク

アメフトのヘルメット

 

そこからロシアを離れることになりますが、
アメリカでも訓練を続けます。

剣道着

着ぐるみ

バイクのフルフェイス

レプリカの宇宙服

 

そして最後に本物の宇宙服を着て
見事彼はパニック障害を克服することに成功させました。

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さて、色々と途中経過を省いて説明しましたが、
ここにたくさんの教えるヒントが隠されています。

 
 

一ついうならば、
【スモールステップ】
の大切さ、です。
 

僕たち教える側は教える内容を
自分が当たり前のようにできてしまうために
いろんな小さなステップを飛ばしてしまいがち
です。
 

たとえば、「自転車をこぐ」という
たったそれだけのことであっても、

自転車に乗る

バランスをとって右足左足をペダルに乗っける

実際に力を入れてこぐ

手で進行方向を操作する

周りを確認しながらぶつからないようにする

ブレーキのところに常に手を置き、もしものために準備をしておく

曲がり角の時は両サイドを確認してから進む

と細かく分けるとたくさんの
スモールステップがあります。

 

でも、指導者側からすると
そのスモールステップを忘れてしまったり
相手のつまづいているステップがわからなかったりする
んですね。
 

だから、指導者と相手とのズレが生じたり
教えているつもりでも、相手がなかなか進歩しなかったり
するわけです。
 
 

さらに、教えられる側からすると、
全然できないから、「できない感覚」
を身につけるようになってしまいます。

 

だから、それをわかっているイヴァンは
いきなり宇宙服を着るのではなくて、
「サングラス」からはじめてまずは
ヒビトの「できる感覚」をつけさせたんですね。
 

一つの動作のように思えることでも、
3つ、4つ、10個ものステップがあるように
考えてみてください。

 

そして相手のできるところから
まずはスタートしてみる。
 

ちょっとずつできる感覚を身につけさせてあげる。
 

自信をつけさせてあげる。
 
 

よくいう言葉ですが、 「困難は分割せよ」
とはまさにその通り。

もし相手が何かをできてないようなら
スモールステップを作ってみて
まずは小さな一歩ができるようにしてあげてください。
 
 

それが相手が上達する最速の道かもしれませんよ。
 

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子育てに悩む親、後輩、部下を持つ会社員、塾の講師、、、 あらゆる教育者のためのブログです 体の内から爆発を!