教えるというのにも段階があります。
誰かから質問をされてどういう風に答えるのか、
そこで自分のレベルが試されているといっていいでしょう。
今回の話は、よくある
1を聞いて1知る人と、1を聞いて10を知る人
の話をぼくなりにアレンジして教える側に置き換えて
話をしていこうと思います。
教えるのには段階が3つ存在します。
1を聞いて1答える人
1を聞いて10答える人
1を聞いて全体から答える人
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①1を聞いて1答える人
これってなんていうの?
と聞かれてその答えだけを答える人です。
例えば、
a「中国の歴史で殷の次はなんだっけ?」
と聞かれて、「周だよ」と答えるパターン。
b「サンダーってなにポケモンだっけ?」
と聞かれて、「でんきポケモンか、伝説のポケモンやで」という返答。
c「give 物 + for/to +人」どっちだったっけ?
「to です。」という感じ。
1聞かれてその1を答えるだけでは、先生でなくとも生徒同士でも
できる範囲のことです。これは一番レベルが低い。
②1を聞いて10を答える人
これは1を聞いたときにその答え以外にも予備知識として
知っておくべきことなどを教えられる段階のことです。
例えば、
a「殷の次はなんだっけ?」
だったなら「周」と答える以外に、
殷ではこんな政治があったのに対して周ではこれがなくなって
新しくこんなことができて、、、
このときに治めていたひとはなんとかという人で、、、
といったふうにある質問から派生してどんどんと知識の幅を
広げていくことができるレベルです。
b「サンダーってなにポケモンだったっけ?」
の問いに対して、答え以外にも
「サンダーってそういえば『ルギア爆誕』の映画にでてたよな」
「サンダーはレベル30でなんとかっていう技覚えるで」
みたいな感じ。
c「give + 物 + to + 人」
の答え以外に、
「じゃあfor とtoの違いってわかる、実は違いがあってね、、、」
といって話を進めれたり、
「give + 人 + 物 みたいに順番が変わったらfor とかtoとかいらへんで」
といったふうに付加として派生していく。
イメージはこんなんですね。
(歪みまくってますが許して笑)
https://www.evernote.com/l/AlM4D_uEJxxNgYLJuZBFkkYVYkqwOTnjK-E
③を聞いて全体から答える人
これはもっともレベルの高い次元です。
単に答えを言うのではなく、また派生させていくわけでもない。
全体からその質問の位置を把握して答える技術です。
これは単にかしこいだけではなく、体系的にあることに関して
頭の中で整理されていないとできません。これは努力が必要です。
例えば、
a「殷の次は?」
の質問で
「殷 周 東周 春秋戦国、、、、、、魏 蜀 呉、、、、宋、、、元 明 清、、、」
(長いので割愛します)
みたいに全体の中から、殷はどの位置にあるのかという把握がないと
これはできません。そして、これは頭の中に体系的に入れておかないと
パッとでてくることができません。
これができるのが、多くの先生と一流の先生との違いの一つです。
b「サンダーって?」
なら、サンダー以外の伝説ポケモンはなにがあるのか全て言えるか
もしくは、サンダーが出てきたゲームはなんのやつで
最初から「ピカチュウ版 から始まって、、、、ルビー、サファイア、、、、、プラチナ、、、」
といって全体の中から話を膨らます。
「サンダーのレベル1から100までに覚える技を全て知っており、その中で
覚えさせておくべき技」を教えたり、、、
といったように、一歩ひいた観点からその質問に答える。
これはたとえ、質問に答えなくても、全体の流れを知っているだけで
相手に教えるべきポイントが変わってきます。
c「give 」の話なら、
では、中学の範囲でgive と同じような形(動詞+人+物)をとる基本動詞をすべていえるかどうか。
「give pass do lend get bring send teach tell show 」
これは意識して脳に入れておかないとパッと答えることができません。
体系的に頭にぶち込んでおく必要があります。だからこそ努力が一番必要なんです。
https://www.evernote.com/l/AlOe7gO3vrFJEJTXC_5_ASXWx_vCL2DoUgQ
こんなイメージですね。
体系的に教えるには教える側が努力をし、全体を把握していないといけません。
1を聞いて10答えるだけでなく、1を聞いて全体を見る視点を持つ意識も大事でしょう。
今回はここまでで、
ありがとうございました。
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