実力が伸びる塾講師と伸びない塾講師
何が違うんでしょう?
生徒に影響を与える塾講師と
そうでない講師とでは何が違うんでしょう?
僕の塾でもそうですが、
同じ一年を過ごしていても
一年前とほとんど変わらない講師がいます。
逆にその同じ一年で他の人の2倍、3倍
進化して生徒に影響を与えている講師もいます。
何が違うのか?
それは
圧倒的な情報収集とチャレンジ精神
伸びない講師は情報収集をしません。
特に個別塾では多くの場合大学生が
アルバイトとして指導しているわけですが、
自分の今ある知識で事足りると勘違いしている人が多い。
なぜか、自分は受験をくぐり抜けてきたからと
変なプライドを持って学ぼうとしない。
(これは塾講師に限ったことではないですが。)
そして受験という正解のある世界にどっぷり浸かってしまって
正解のない世界で試し続ける姿勢が身についていないんですね。
でも伸びる塾講師は常に情報収集を欠かさない。
そして常に自分のやり方をアップデートしている。
今の自分のやり方は常に最低だ、と思って
どんどん情報を手に入れてはそれを試してみる。
失敗してもいい、
だからとにかくチャレンジする。
正解かどうかはわからない、
でもとにかくやってみる。
その過程で新しくアイデアが思いついたり、
これまでの知識と結びつけてまたチャレンジする。
その繰り返し。
具体的にどういうことをするのか、というと、
生徒指導に関して困難や問題があったら
とにかく本屋にいってそのテーマについて調べまくる。
僕はネットを使うこともありますが、
多くは本屋です。
(もちろん先輩の指導者に聞くこともあります。)
ジャンルは問わず、これかも!
と思った本を見つけてはそこから
有益な情報を手に入れてみる。
手に入れた情報は自分の中で
編集してとにかく実行してみる。
例えば僕の場合、この前
「他人の目が気になって勉強に集中できない。」
「周りと比較してしまって、勉強が嫌になる。」
という生徒がいました。
だからそれをどうしたらいいのか、と思いながら
本屋に行き、哲学のコーナー、自己啓発のコーナー、
指導書のコーナー、心理学のコーナー、絵本のコーナー
にいって片っ端から役に立ちそうな情報を手に入れました。
絵本だって、立派な情報源です。
子供のころは、いい話だな〜、っていうだけで
終わっていたのが、大人になってみてみると
深い話や!と思う物語も多いんですね。
そこからエッセンスを抽出して
声かけや話のネタとしてストックしておく。
どこからでも学びはあります。
そうやって情報を手に入れて実践して改善する。
他にも、勉強に苦手意識を持っている中学2年生がいて
それをどうやって払拭しようかと、本屋にいっては
できる感覚を身につけられるようなアイデアを探していました。
もちろん一回で見つけたものが
ヒットする時もあれば
なかなかその生徒に通じなかったりする。
でも、試してみることに失敗はない。
それがダメだったら
次新しいのを試すだけ。
だって絶対の正解なんてないもん。
だったらとことん試してみるしかない。
そして試すには、試す知識や
アイデアがないとできない。
だったら、情報を手に入れて知識を増やす、
その知識をアイデアに転換する。
その繰り返し。
でも、こんなことをする
指導者はとても少ない気がします。
ほぼ90パーセントくらいの人は
今までの自分の価値観の中で指導をしてしまう。
その現状をみてちょっと悲しくなります。
批判している、というよりかは
もっと一緒に頑張ろうよ、って言いたくなる。
だって、自分が生徒だった時はあれほど
先生の指導が下手だとか、工夫が足りないとか
文句をきっと言ってた人が多いはずなのに、
いざ教える側になると、結局その批判していた
先生と同じような道をたどっているから。
そんな状況をみると切なくなります。
間違ってもいいし、失敗してもいい。
だから、
調べて試して改善!
調べて試して改善!
調べて試して改善!
そうやって自分の指導の枠を広げてほしい。
情報収集を欠かさず変なプライドを捨てて
常にアップデートし続ける、
そんな指導者が増えてほしい。
よく考えてくださいよ、あのiPhoneだって
常にアップデートしないといけないんだから。
人間である僕たちがもっと
アップデートしないでどうするんですか笑
ね。
一緒に頑張りましょう。
最後に、このブログや講師体験をまとめた電子書籍を発売しています。興味のある方は立ち寄ってみてください。素敵な講師の方がどんどん増えていきますように。
個別塾講師の学ぶ心に火をつける39のプラチナルール
ネットや本、先輩の指導者に聞くことももちろん素晴らしいけど、案外後輩の指導者に聞いても何か得られたりするかもしれませんよ…