人には人の武器があります。
前回の記事でも書いたように、
自分がどうあがいてもできないのに、他の人ならあっさりできてしまう。
逆に他人にはとても難しいことなのに、自分からしたら呼吸をしているかのようにできてしまう。
そんなものが必ずあります。
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〜目次〜
①僕の武器
②過去から武器を見つけ出すためには?
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①僕の武器
僕も自分の武器としてタイトルにもあげたように「3つの目」と呼んでいるものがあります。
3つの目?
何言ってんの?
って感じですよね笑
まあ、物理的にある目ではなく、メンタル面での目なんですが、僕はずっと昔からこれを持っていました。
🔹1つ目の「目」は
自分が見ている「目」です。
誰もが持っている2つの目、これが1つ目のものです。
その目で世界を見ているし、人の顔も見れるし、これは特に説明はいらないでしょう。
🔹2つ目は
自分と相手の上にある「目」です。
僕が相手と話していてその状況を上から見ている感じ。
例えば、カフェで話をしていたとしたら、自分が見ている1つ目の「目」と、上から自分と相手を見下ろしている2つ目の「目」の両方が出てきます。
まあ、言い方を変えるなら俯瞰して見る目がある、といっていいかもしれません。
これは他の人もあるとは思います。
ただ、この目が強すぎることがあります。
また、その目が移動する時も出てきます。
それが移動して角度を変えた視点から見ていたり、時には相手の後ろ側に回り込んで僕が僕自身を鏡を見ているかのように見ていたり、、、
よくわからないですよね笑
🔹3つ目は
もっと上にある「目」です。
例えば、さっきの例をもう一回出すと、
自分の目で見ているのが1つ目、
相手と自分を映しているのが2つ目、
そして3つ目はカフェ全体を見ている包括した「目」
自分と相手、だけではなく、その周り、その空間をすべて取り囲むような視点です。
野球で優勝したとき、よくマウンドで選手が集まって盛り上がっている場面があります。
僕がその選手の一人だとしたら、
それを素直に喜んでいる自分と、
その盛り上がっている仲間を上から見下ろしている自分と、
もっと上がってグラウンド全体を見ている、または球場全体を包括するような自分がいます。
これはいつもプラスに働くってわけではありません。
3つ目の目があまりにも強すぎると何もできなくなってしまいます。
素直に喜んでいたらいいのに、三つ目の「目」が発動してしまうと、試合に負けた相手が視界に映ってきてすぐ冷めてしまうんです。
遊んでいてもそうです。
ただ単純に遊んでいたらいいのに、3つ目が強すぎると熱中できなくなる。
盛り上がっていたら横のお客さんに迷惑をかけるんじゃないか
騒がしい俺らを見ていたら嫌になるんじゃないか
あ〜、あの人らたぶん俺らのことをこんなふうに思っているんだろうな
あれ、さっきからあの子供、ずっと同じ場所にいるぞ、なんでだ?
さっきの団体の高校生たぶん今頃あの辺にいて、5分後くらいにはこの周辺にまた戻ってくるんだろうな、
てことは俺ら早くここを切り上げたほうがいいな
みたいな感じに、そうと決まっているわけではないのに勝手に考えてなんだか自分が違う世界に行った気分になる。
ほんと自分でもわけわかんない笑
でも、これは悪いこともあるしいいこともあります。
この目のおかげで人並み以上の客観視ができるし、周りの状況を正確に知ることも可能です。
2つ目の「目」も、相手がどう感じているかな、話している時、おれの顔がくらいな、だったら笑顔で話そう。
みたいな感じに修正もすることができます。
②過去から武器を見つけ出すためには?
僕はこのブログで
こんなすごいことできるんだよ、なんてことを伝えたかったのではありません。
僕のこの武器は、実は、昔の嫌な経験から身についたものでした。
親から暴力を振るわれ、いつ殴られるかわからない恐怖、
小学生のころはいじめられたくないから、必死に仲良くしようとする
その人が嫌になることは極力言わないようにしよう、としていたり
人の顔を伺って自分の意見が出せなかったり、
そんな人に対する恐怖がこんな自分を作りました。
なんとなくわかるんです。
こんなこと言ったら相手はこんな顔をして、こんなことを感じているな、
あ、この顔は爆発直前だな、
やばい、あと少しで親が俺を殴るくらいキレるぞ、
おれがこの位置にいたら、あいつの通り道になるだろうから、おれはあっちで座っておこう、
ここで俺がこんな意見を出したら、あの3人は賛成するだろうけど、この4人は反対してしまって喧嘩になってしまいそうだから、違う意見をだそう
ここでこんなことを言ったらコーチの人に喜んでもらえるな、
こんな反応をしたら嫌われてしまうな、
などなど。
はっきり言ってしんどかったです。
いつもこんなことしか考えてなかったですからね。
今の自分からしたら、もっと楽に生きたらいいのに、と思うわけですが
なんせ自分が出せなかった自分。ビビりまくっていた自分。顔色を伺っていた自分、、、
そんな自分が「3つの目」を作り出しました。
良いのか悪いのかわかりません。
でも、僕にとってそれは必要だったんです。
それがないと生きれなかった。
これは僕だけではありません。
例えば、転勤が多い親の子供はコミュニケーションが得意だったりします。
(もちろんいつもそうなるとは限りませんが。)
子供の頃からいろんな人に接する機会のある人にとって、コミュニケーション能力は必須です。
それがないと辛い。
兄弟がいる人は競争心が強いです。
いつも競争が家庭であるから。
逆に一人っ子は競争する相手が家庭にいません。
そんな子供はそもそも競争する能力はいらなかったのですから、他の人より平和を求めがちです。
何が悪くて何が良い、とかではなく、生まれた環境、状況、そういったものであなたが能力を身につけていっている、というのは事実。
だから過去を見つめてみると、自分がダントツで持っているすごい能力があるはずです。
それが暗い過去によって出てきたものだとしても。
あとは他人と比べてみるといい。
僕もこの「3つの目」は誰でも持っているものだと思っていました。
しかし、それが違うんだとわかったのは友達との関わりがきっかけでした。
僕からしたら、あいつめちゃ怒ってんじゃん、それ以上やったら本当にブチ切れる、とわかっているのだけど、
他人からするとそれに気づかず結局相手を怒らしてしまう。
逆に、あれこれ考えすぎて僕が動けないとき、友達が「なんとかなるよ」とってあっさり行動して成功をつかむ、
そんなとき、すげえな、こいつ、とか思っていたわけです。
それぞれ違う。
それぞれ過去から才能を授かっているんです。
あとはそれに気づいて磨けるかどうか
それを使っていけるかどうか。
過去に自分を見つめ直すと見えてくるものがあるかもしれません。
ありがとうございました。
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