先日、2021年ぶりにシュタイナー教育を学ばれ、
第一線で実践されている田中さんに再びお会いしました。
親友の結婚式で再会し、「また今度話しましょうね」と言っていただいて
やっとお会いできる機会が実現した、という流れです。
1対1での2時間ほどのお話でしたが、お互いの教育に対する熱量で
話が止まらず、いろんな話に花が咲きました。
その中で、今日は一つ「確かに!」となったことを紹介しようと思います。
田中さんは家庭教師もされているのですが、
不登校の子や、少し精神に問題を抱えているお子さんと関わることが多いそうです。
その中の一人の話です。
その子は、「自分だけ何で親に怒られんねん!」
という不満を抱えていました。
というのも、お兄ちゃんは好きな野球をしている。
それに対して親は何も言わない。
なのに、自分は好きなゲームをしているのに怒られる。
それはおかしいやないか、って話なんですね。
まあ、普通に考えておかしいやんか、という意見は置いといて、
もし自分だったらなんてその子に言うだろう、って思いません?
僕だったらそれをパッと言われた時に悩みます。
何を言っても屁理屈に聞こえてしまいそうな言葉しか僕は思いつきませんでした。
でも、田中さんはそれを言われてこう言ったそうです。
〇〇君はゲームで泣くことある?
それを聞いて、その子は「そんなんあるわけないやんか」と答えたそうです。
そこで田中さんは続けていいます。
それが「好き」の違いじゃないかな。お兄ちゃんはきっと野球で泣くことあると思うよ。
悔しかったり、嬉しかったり、感動したり、
理由はいろいろあるけど、そんな経験ができてると思う。
でも、〇〇君がゲームをしている時は、そんな経験しないんじゃないかな。
それを聞いて僕は、とても芯を食っているなと感じました。
確かにそうだよなと。
好きという言葉は一緒かもしれないけど、
この子は自分のためだけに、自分の欲求のためだけに、
自分の自己顕示欲を満たすためだけに、あるいは暇を潰すために
ゲームをしているんやなって。
でも、お兄ちゃんは違うんですよね。
この言葉が刺さったのか、その子はなんかちょっと
わかったような感じがしたようで、その後の行動が変わっていったそうです。
田中さんが、2時間で終始お話しされていたことが、
自分の心を動かそうよ。心動くことしようよ。
大事なのは論理じゃない、感性、感覚、美意識、想像力だよ。
でした。そのお話にまさに繋がるエピソードでしたね。
なんでも効率化されて、AIが出てきて、スマホがあって、
論理や効率や再現性などがもてはやされている時代ですが、
そんな時こそ、大事にしないといけないものがあるなと改めて感じました。






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