指導者がハマってしまう「サイレントルール」の落とし穴

こんにちは、インフルで
1週間倒れていた久次米です。

今日はそんな死にかけの中
京都の金閣寺近くまでいって
学んだことをここでシェアしようと思います笑
(佛教大学の通信スクーリング授業です。)

そこで議題に上がっていたのは
「授業初日に大切にすべきことは何か?」
というものでした。

教室には50名の先生を目指している人たちが
色々と考えて意見をシェアしていました。

そしてそのあとにグループ毎で
発表し合う、ということをしたんですが、
そのあとに教授に言われたことが
特に印象深かったんですね。

それが「サイレントルール」です。

授業初日にすべきことは
たくさんあります。

でも指導者の多くが意識できていないのが
「暗黙のうちに作ってしまったルール」だそうです。

これはどういうことかというと、
僕たち指導者は生徒に対して
ルールを説明します。

あるいはみんなでルールを決めて
それを確認していきます。

それだけなら問題はない。

しかし、ルールはそれだけではないんですね。

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例えば先生が話しているときに
生徒が隣の人と話し始めたとします。

そのまま先生であるあなたは
何も言わず話を続けました。

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もうこの時点で実はルールが
作られてしまっているんです。

「この先生の話のときに勝手に
 自分たちが喋っても大丈夫なんだ。」

という暗黙のルールです。

これが2、3回繰り返されると
ほぼ間違いなくサイレントルールとして
クラス全体に了解されます。

これが恐ろしいところ。

僕も含めて指導者は自分で作ったルールは意識できるけど
こういう暗黙のうちにできてしまうルールに
目を向けることができていないことが多いんですね。

他にも先生の目の前で生徒が廊下で
ゴミを捨てたとします。

それを見て何も言わなかったら
もうそこでルールが出来上がります。

「この先生は廊下でゴミを捨てても
 怒らないから大丈夫なんだ。」って。

そうやって自分の知らないところで
どんどんとサイレントルールが
出来上がっていきます。

そして気づいた頃にはもう遅く、
一度サイレントルールが出来上がると
こちらが後で注意しても相手は聞いてくれない
確率が高くなります。

「だってこれまでそうやったやん。」
って思われてしまうからです。

これは先生、生徒同士だけではなくて
上司、部下の場面や友達同士だって同じです。

例えば友達が家に来て机の上にある
ガムを食べたとしましょう。

それを見て山本さんが何も
言わなかったら、そこでルールは出来上がりますよね。

「机のガムは勝手にかんでもいいんや。」
って相手は思ってしまいます。

1週間後に勝手にガムを取られるのが
いやだからと言って注意しても
相手からしたら「えっ。」ってなります。

今までよかったのに、何を今さら、って。

こんな風に日常のいろんなところで
自分が自分に不利なサイレントルールを
作らせてしまっている、ということが
おこります。

どうでしょうか、自分のなかで
思い当たる節はあるでしょうか?

これってなかなか自分では気づきにくいもの。

客観的に見てくれる人に頼んで
自分のクセを知るのもいいかもしれませんね。

僕もみんなに確認してもらいながら
サイレントルールに気をつけて
指導していきたいと思います^^

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