こんにちは、久次米です。
僕は長年塾講師をしているのですが、
その中でキラークエスチョンと呼ばれる
ものがあるわけです。
その中の1つが、
「勉強する意味ってあんの??」
ってやつ。
これにどう反応するのか
というのも生徒はみているわけですから
スパッと答えられて、かつその答えが
自分の腑に落ちているものなら
生徒に響くんですね。
響く言葉は、自分の熱量で
決まると思います。
それを話す時の自分の熱量。
そして背景にある情報量。
で、今回メルマガ内で一緒にみんなで
「勉強する意味って何だろう?」
を考えてみました。
最後に僕の見解ものっけてあるので
みなさんの意見をぜひみてくださいね。
(メルマガ内でのっけれなかった意見も
ここで紹介しておきます!)
【参加者その1】
こんにちは。
昨年アメリカのユタ大学に留学していたとある元気な学生です(笑)大学生である今、自分のやりたいことを勉強しているため、
その意味を深く考えたことはなかったです。
中学や高校の頃、嫌いな勉強をやっている時は
直接的ではないとはいえ、
将来何かに繋がるかもしれない、とか
とりあえず受験勉強のために、
のような感じでした。
正直なところ、時間対効果を考えたとき、
無意味だな~
って思うことの方が多かったです。
自分の好きな勉強をするならまだしも、
嫌いなことに時間を割く理由はなかなか見出せなかったです。
でも改めて、
「勉強する意味」
を考えてみたとき、
二つほど自分なりの考えが浮かんできました。
まず第一に、
知識の数が多い人ほど、生涯楽しめそうな気がします。
もちろんその引き出しをうまく使い分けることも必要です。
(じゃないと嫌われちゃいますよ笑)
でもそもそも、引き出し持ってなかったら
使うことすらできないですよね。
去年アメリカにいた時、
I don’t know.
といったときの不甲斐なさを痛感しました。
知識のある人は自分の意見を持ち、
それを他人と共有することで、
そこに楽しさや喜びを生み出し、
さらなる好奇心からもっと知りたいと思う。
という良循環が起きるのではないでしょうか。
もう一つは、
考える力が伸びます。
先ほど知識について述べましたが、
それだけではコンピュータと同じです。
その知識を元に
思考力や発信・受信力
などを同時に身につけます。
これに関しては普段の授業スタイルによって異なるかもしれません。
黒板に書かれたことをただ書き写すような授業と
常に相手の意見を聞く授業とでは
将来、大きく変わってくると思います。
家においても同じです。
あれは良くて、これは駄目
と言い続ければその両親にとっての都合の良い子が生まれるだけで、
それが本当にその子にとって良いことなのでしょうか。
正面からキチンと向き合い、
その子の考えをちゃんと受け止めてあげれば、
ぶつかることは多いかもしれませんが、
本当の幸せを掴めるのではないでしょうか。
そう考えると、生活全てにおいて、私たちは何かを「勉強」しているかもしれませんね。
“知識を得て、自分で考え、それを送受信する”
ここに「勉強の本当の意味」があると私は思います。
ご拝読ありがとうございました。
(いや~、まとめるの難しいですね笑)
【参加者その2】
おはようございます!
いつもメルマガ楽しみにしてます♪
私の興味のある話ばかりで、すごく面白いです!早速本題の話に入らしてもらいます。
なぜ勉強するのか?
中学生の時は特に何も考えずに勉強してました笑中学生の時は、高校に入れればいいかっていうくらいだったので、特に向き合った事もなかったです笑
高校3年生で、進路について考える時にやっと、なぜ勉強するのか?と考えるようになりました。
その時、YouTubeで島田紳助さんが勉強について話してる動画がありました。
紳助さんは、人生の選択肢が増えるって言っててめっちゃ納得して勉強するようになりました!
特にやりたい事もなかった私にはドンピシャの理由でした!!
で、最近は、それ以外に理由を見つけました。
それは、やりたい事が見つかった時に勉強の仕方を知らないとその道のプロにならないかなと。。
正直、数学を勉強したりしても意味あるかは私にも分からないです。
でも、その勉強の仕方ってどんな事にも応用できるんじゃないかなって思います!
何かを極める時に絶対に必要な能力だと思うので勉強はした方がいいです!!
私の意見は以上です。
読みにくかったかもしれませんが、最後までお読み頂きありがとうございました^_^
【参加者その3】
久次米 智 様
こんばんは。
勉強する意味を私なりに考えてみました。
私の答えは「困難を乗り越える力になる」ということです。
不得意な分野や興味の持てない分野の勉強は、
楽しいとは思えません。それでも、やらないといけないことは
やる必要があります。こんなことをしても無意味なんじゃないかと思うとき、
私は、この忍耐力がいつか役に立つと自分に言い聞かせます。それは机についてする勉強だけではなく、
将来続けるわけでもない部活のきつい
トレーニングなどの場合でも一緒です。実際に、壁にぶつかって心身ともに
きついときでも、しばらくすれば「あの時あれだけ頑張れたんだから、大丈夫!」
と思えることが今まで何度もありました。
私には、過去の頑張りが、
今の頑張りを支えてくれていると感じられます。だから、今ある苦しみに負けない気持ちを大切にしたいと考えています。
以上が私の意見です。
読みにくかったらすみません。
【参加者その4】
久次米さん
初めまして。清と申します。
いつもメールを拝見させていただいています。今回のトピックには 非常に関心があり、
初めてメールを送らせていただきました。というのも、私は現在塾講師としてアルバイトをしているのですが、
最近、多くの子どもたちから、「俺日本人やし別に英語いらん」
「理科とか大人なっても使わんしほんまハラタツ!」という声を 以前よりもよく聞きます。
そこで自分なりに考えてみました。
久次米先生がメールでもおっしゃっているように、
「人の数だけ答えがある」
のではないでしょうか?私の同僚の先生は
「学生時代に何かに一生懸命打ち込むものの1つ」
と答えてくれましたが、それも彼女にとっての勉強の意味だと思います。
僕にとって勉強は
「将来の仕事のためにするもの」です。勉強をすることで 自分ってこんなに
無知だったんだと知ることができるし、その無知を勉強で補うことで、
自分の知識の幅も深さも広がっていくと思います。人を相手に行う仕事なので知識の幅が増えれば増えるほど、
相手との共通の話題で話を膨らませやすいですし、
相手の懐に入り込みやすいと思っています。英語を専門としているので、
より面白い英語の授業をできるように勉強しているのも
私にとっての勉強の意味です。また、無意味な勉強などなく、
どんなことにだって応用させることができると思います。メールに書いてある因数分解だって、
社会に出てから問題を解く機会は無いと言ってもいいと思います。でも、久次米先生がよくおっしゃっている 抽象化?
を使えば 因数分解と似た日常の様々なことを解決する術になり得るのではないでしょうか。何か難しい問題に出くわした時に、
その難しい問題を 因数(様々な要素)に分けてから 考えてみたり、自分の夢を叶える為に因数(夢を叶えるのに必要な力)を
1つずつ整理して考えてみる。これも 因数分解と呼べるのではないでしょうか。
勉強の知識を 生活に活かす為。
これもまた勉強の意味の1つだと思います。
なんにせよ、こじ付けだとしても、
意味を持っていないと、勉強なんてできないと思います。中学生相手に、まだ想像もつかない将来の為に必要だから、
いい仕事につく為に必要だから、と押し付けても、実感が湧かないだろうし、
結局なんで勉強しなければいけないのかという疑問は解決できていないと思います。なので、塾講師、または教師という職業は、
「子ども一人ひとりに合った勉強の意味を見つけるサポートをする仕事」
でもあると思います。ビリギャルのモデルとなった先生は
生徒に 勉強の意味を見出させるのがとても上手だと 映画を見て感じました。
(塾の入会の面会のシーンで、ゲームばっかりしている子どもに、大嫌いなお父さんに 最高の親不孝をしようぜ と吹き込むシーン)全くやる気のない生徒に やる気を出させる。
無意味だと思っていた勉強に 意味を見出す。
その能力に長けているため、偏差値の低い子どもの成績を上げることができたのでしょう。私も 子どもと一緒に 勉強の意味を見つけられる先生になりたいと思いました。
文章まとまってなくてすみません。
メルマガ書いてる人って文章まとめる力がすごいですね!(笑)
また直接お話ししましょう!いつもエネルギー高く、久次米先生の愛が
周りを癒す源泉になりますように。
【参加者5】
なぜ勉強するのか。
1,母からの受け売りで、一度聞いただけなのに未だにとても覚えているので、それだけ腑に落ちたということなんだと思います。
それは、勉強をしてよりよい成績を取ることでレベルの高い大学に行くことができ、人生のほとんどを費やす仕事の選択肢が増えるというものです。
もし、やりたい仕事が見つかったとしてもそれまでに歩んで来た人生から大幅な方向転換をしなければならないものであれば、それだけお金や時間を要してしまうので、それなら初めから努力しておくことで選べる選択肢を増やし、よりロスをなくそうという、僕の苦労を考えてくれる母の教えだったのではないかと思います。
2,これから述べることは今の自分が思う勉強する意味であって、当時の自分はなにも考えずにとりあえず与えられた課題をこなすだけの(きちんとこなせていたかは置いといて…笑)日々を過ごしていました。
勉強には答えがあり、いま持っている知識をどのように使うことで求められている答えを出せるのかを一生懸命考えます。
この思考して答えを出すという一連の流れこそが勉強する意味だと思います。
自分が今まで学んだことの中に有効なものはないか、
もしなかったとしたらどのような知識を得ることが必要か、
誰かに分からないことを正確に伝えるためには、
また逆に頭で分かっていることを相手に伝えるためにどのように言語化すればよいか、
これら全ては学校で行われている勉強から生じる思考です。そしてこの思考するということは学校を卒業してからも大事なスキルだと思います。大人になればなるほど決断には大きな責任が伴います。
そのときに思考することが身についているかどうかでその結果は全く違うものになると思います。だからこそ、小さい頃からきちんと答えのある問題で思考する訓練をしていることがとても大事なことだと思います。
以上2つが僕の考える勉強する意味でした。
ここからはオフレコというか、勉強する意味とは少しズレるような気がするので分けます。
勉強する意味を考えているときに、僕は頭では勉強する意味として自分の考えがあるのに、勉強をしていないと思いました。
そんな僕が中高生に勉強する意味をペラペラと言うのも変かなと思ったので、僕も納得して中高生とおんなじように勉強するような考えが欲しいなと思って考えていましたがどうしてもみつかりませんでした。そこで、勉強する意味から少しズラして、勉強したくなるとはどういう状態かについて考えました。
誰しもが勉強をした方が良いし、しなければならないことを頭では分かっていると思います。ただ頭で分かってはいてもしたくない。だからこそ自分が納得できる意味を求めるのだと思います。
ただ先ほども述べたように、意味が与えられたからといって勉強するかといえばそうではないかなと思います。ではどうすれば勉強をしたくなるのか。
目標を持つこと。これに限るかなと思います。
勉強する意味のところで言ったように、学校でする勉強には答えがあります。だからこそそれを解くために思考すればいいのですが、目の前の問題一問一問を解くことに目的意識を持てないとどうしても勉強が嫌になります。
それでも勉強をするために、問題を解くことに目的を持つのではなく、自分の興味のあることを中心とした目標を設定すればより勉強に取りかかりやすくなると思います。
興味がないことはどうしても楽しくないと思ったりしてやるまでにも、やり始めてからも時間がかかりますから。
結論として何が言いたいかというと、勉強する意味を訪ねてくるというのは、勉強をしたくない状態です。
そんな子でも勉強をしたくなるようにするためには、その子にあった目標を一緒に考えて、それを達成するために思考すればいいと思います。
なかなか考えがまとまらず長くなりました。そして返信がだいぶ遅くなりました。
これからも考える機会を大事にしていきたいと思います。
さあ、どうだったでしょうか?
まあ、意味を考えなくても
とにかく目の前のことをやれー!
って言ってしまったら楽なんですけどね笑
みなさんなりに色々と考えてくださって
いろんな人の意見をききながら
なるほど、なるほど、と思っていました。
では最後に僕の見解をのっけておきますね。
(メルマガから転載)
【僕の見解】
ここ最近ずっと
「勉強する意味は!?」
というテーマで色々と
掘り下げてみました。
今日、もちろん僕の回答を
お伝えするのですが、
その前に必要なことを少し。
この言葉もそうですが、
みなさんが見落としがちなのは
「どこまで意識を伸ばしているか」
です。
例えば、生徒に勉強を1つ教えるにしても
どこまでを見据えて教えているのか、で
教える「波動」が全く変わってきます。
僕は
その生徒が勉強を通じて成長し
その生徒が高校、大学で受験勉強中に
手に入れた能力をさらにフルに発揮し、
大人になり、社会に出てもその才能を使い
社会に貢献できる人間になり、
さらには、その子が友達や周りに人に
影響を与えられる人財になり、
やがて家族や子供ができた時には
その立派な姿勢が子供にも移っていって、、、
とここまでを念頭に入れて
勉強を教えています。
「いや、うそやん、それ!」
と思う方もいるかもしれませんが
これは真剣にいっています。
だって、勉強を教えるだけなんて
はっきりいってつまらないから!
やるならもっとその生徒の
「人生が変わるようなお手伝いをしたい」
と思っています。
皆さんもぜひ意識の範囲を
ガラッと変えてみてください。
それだけで発言や行動が
全く別のものに変わってきますから!!
では、そういうことを念頭に置いて
本題に入っていきましょう。
===========
◇ 勉強する意味
===========
まあ、英語や数学、国語などは
それぞれ意味があるわけですが、
ここではあえて話さないとします。
ただ、このメルマガの普段の文章も
実は「数学」が背景にある
というのは知っておいてもいいかもしれません。
勉強のゴールは何か?
高校、大学に受かるのがゴール、なら
それはかなり抽象度の低いゴールですね。
ゴールはさっきもいったように
「人間として成長する」
です。
勉強をしているといろんなものが見えてきます。
自分の悪いクセ
あまり見えなかった短所
これまで向き合ってこなかった隠れた自分
もっと具体的にいうなら、
好きな科目はするけど
嫌いな科目は全くしない、とか
間違ったらすぐにやる気を無くして
しばらく勉強をしなくなる、とか
目標はたかだかと掲げるけど口だけで
その目標に向かって行動は全くしない、とか
行き当たりばったりでよく計画を立てないで
結局勉強が間に合わず、成績が伸び悩む、とか
ついyoutubeや動画を見て
気が逸れることばかりする、とか
机に座っていたらそわそわして
じっとしていられない、とか
人それぞれ、嫌なところ、克服すべき自分、
短所、クセ、というものがあります。
僕たちはただ勉強をしているように見えて
受験勉強を通じて、こういった自分を
克服する
ことで”人間的に成長”しているわけです。
あるいは、成長できる期間、なんです。
はっきりいって、社会に出たら
もっと勉強をしないといけません。
人生一生勉強です。
そうですよね?
受験勉強でサボってしまうと
その悪いクセが残ったままで
あとあと苦労します。
逆に、今この受験勉強を頑張って
自分を人間的に成長させられたなら
これからずっとその能力、才能、
手に入れた知恵を使って
問題に対処することができるでしょう。
僕たちは勉強だけをしているのではなくて、
勉強を通じて、人間力を磨いているわけです。
どうですか?
振り返ってみてください。
受験勉強で、ただ単に
数学とか国語とかの点数が上げただけですか?
もっと他に身についた能力が
あるんじゃないでしょうか?
自分のクセを見抜いて、一番自分の
勉強しやすいスタイルを見つけたり、
そわそわする人なら、散歩しながら
体を動かしながら勉強する方法を身につけたり、
口だけで行動しなかった人は、目標を立てて
ちゃんと行動に移す努力を欠かさない、とか
ただ闇雲に勉強するだけじゃなくて
過去問をみたり、自分のできない分野を見つけて
自主勉強をしてみたり、
そうやって成長してきたはずです。
そして、それって受験勉強だけに
通用するものではないですよね。
そう、
これが受験勉強をする意味
だと思っています。
どこの高校に受かった、とか
大学に受かった、とかは
はっきりいえば人生に関係ありません。
でも、この受験の期間で
「どれだけ本気で勉強したか」
はこれからずっと影響し続けます。
ここで、こういう生徒がいます。
「じゃあ、別に勉強じゃなくてもいいんじゃないん?」
そうですね、確かにそうなります。
(本当は抽象度をあげると
全て意味があるものになるんですが。)
でも、
「やらないといけないことが目の前にあり
目の前のことを真剣にできないやつが
何を真剣にできるの?」
と問い直します。
目の前のことに向き合って
努力もできないやつは
何をやっても頑張れない。
厳しい言葉ですが、
僕はこれを中学生にも伝えます。
たいがいは黙っちゃうんですけど笑
これが僕の回答です。
もちろん人の数だけ答えがあるでしょう。
でも、僕は受験勉強を通じて
生徒が人間的に成長するお手伝いをし、
将来社会で活躍できる人財になってほしい
と思っています。
「勉強の花形」を作っている、
と言ってもいいかもしれませんね。
だから勉強する意味は
一言なら、
「人間的に成長するため」
です。
そしてその内容は上述した通り。
さあ、どうでしたか?
みなさんにはみなさんなりの答えがあったり
言いたいこともあると思います。
もし意見、感想があればぜひぜひコメント欄に
書いていただければと思います。
ではこれで!
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