真の愛とは何か?〜少年時代のエースを救った、たった一つのもの〜

は完璧ではありません。
特に、幼い頃におった傷というのはなかなか癒えないことが多いです。

人はそれを忘れることはできないし、抱えて生きていくことになります。
それに縛られるのか、それともそれを見方を変えて自分のものと変えていくのか、あるいは何かがその状態から引っこ抜いてくれるのか、、、

どう対処するかは様々ですが、わかっていることは過去は変えられないということです。
それはまぎれもない事実。

さて、今回はマンガ「ワンピース」のシーンを振り返って話を進めていこうかなと思います。

ワンピースを読んでいない方に少しだけ説明をすると、
ワンピースの主人公はルフィというのですが、そのルフィには杯を交わした兄弟がいました。

その一人がエース。

しかし、最初から仲が良かったわけではありません。特に初めて二人が対面をした時はひどいものでした。

エースは友達になろうとするルフィを避け続けます。
唾を吐いたり、わざと危険な道を渡ってこれなくしたり、、、

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それでも諦めないルフィ。そんな中、ある事件が起こります。
エースともう一人の仲間(サボ)は海賊からお金を盗み取ります。

二人は逃げ切れたものの、ルフィが捕まってしまい、拷問にあいます。
二人は救出を諦めようとしましたが、何日経っても口を割らないルフィ。

それを見て、このままだとルフィは殺される、そう感じた二人は救出に向かい、なんとか逃げ切ることに成功しました。

さて、そのあとに続くシーンがこちら。

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海賊に捕まったのに、なぜ口を割らなかったんだ、と迫るエース。

それに対して、ルフィは

「だって他に!! 

 頼りがいねェ!!!」

「一人になるのは痛ェのより辛ェ!!!!」

そこで言います。

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エース 「おれがいれば辛くねェのか、、、

     おれがいねェと、、、、

     困るのか」

ルフィ 「ゔん」

エース 「お前はおれに

     生きていてほしいのか、、、?」

ルフィ 「当たり前だ!!」


エースは深い傷を負っていました。
彼は海賊王の血筋を引いており、だれもそんな血筋の子供とは関わりたくありません。

幸い親は亡くなり、世間の人からはその情報を知られることはなかったですが、
世間の人と海賊王の話をしようならば、「とんでもない」、「ろくでもない」、「そんな奴の子供は悪魔だ」と散々言い聞かされてきました。

エースは自分の存在を信じることができなかったんです。
自分の価値を信じることができなかった。

だから他人とは関係を作らない、近寄る人は近づけさせない、
そんな性格になったんだと思います。

それを救ったのは、まぎれもなくルフィの言葉でした。

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ただ、生きててほしい。
たったそれだけ。

その言葉がどれほどエースの心に染み込んでいったか、、、

何かができるから価値があるんじゃないし、

産まれながらにして価値がない人間なんていない。

親で自分の価値が決まるわけでもない。

生きているだけで価値がある。

世の中には苦しんでいる人たちがたくさんいます。
自分に価値を感じれないから、非行に走る、命を落とす、自分を傷つける、、、

そして、親やコーチ、先生が、何かができるからお前はすごい、というスタンスなら
それができないとその子は価値がないことになります。

そんな条件付きの愛が苦しみを生むんです。

そんなの関係ないし、それは愛じゃない。

無償の愛をもって接していける指導者をどんどん増やしていきたいですね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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