マンガは学びの宝庫です。
それを娯楽としてみていけば、それまでですが視点を変えてみて、なんでこうなるんだろうかと考えてみればおもしろい気づきがたくさんあります。
今回はワンピースの主人公ルフィーについて話をしていきましょう。
みなさんはなぜルフィーにあれだけ人がついていくと思いますか?
なぜあれほどしっかりとした仲間たちをみつけることができたんでしょうか?
ルフィーの仲間といえば、ゾロ、ウソップ、ナミ、サンジ、チョッパー、ロビン、フランキー、ブルックですね。
それぞれ麦わら海賊団として絆の強い集団が出来上がっています。
それにはしっかりとした2つの理由があります。
世界観の共有
ルフィーは決して恐怖で人を支配したりはしません。
一見当たり前のことと思いますが、
他の海賊では船長が絶対的な力を持っていて、
それに従う形で成り立っています。
他の海賊と違う点ですね。
ルフィーは常に言っていることがあります。
「海賊王に俺はなる!」
これは単にいっているだけでなく、自分の夢の提示をしているわけです。俺は海賊王になるぞ、そんな夢をめざしたい奴はついてこい!
そしてその夢を共有したい、ついていきたい、そんな人たちが集まるわけです。
これは日常生活でも同じこと。
たとえば、大学のサークル。
サークルといっても色々なものがあります。
そしてたとえ同じ種類のサークルでも5つや6つ以上あったりして(たとえば、同じ大学にテニスサークルが6つある、など。)入るのに困ったってことがあるかもしれません。
結局その中で選ぶのは、そのサークルの世界観が自分に合うかどうかです。
本気でやりたいサークルなのか
本気半分、遊ぶ半分のサークルなのか
いやいや、初心者でも大歓迎のサークルなのか
名前はサークルといっているけれど、ただの飲みサーなのか
女の子(または男の子)の多いサークルなのか
その世界観を提示しているかしていないかでそのサークルの色が変わります。
その提示の仕方でも入ってくる人も変わるでしょう。
これは新歓のときに使えるネタだと思うのでぜひ覚えておいてください。
そのサークルに合った人を呼び込むためにきちんと世界観を示しておかないといけないんです。でないと、合わない人たちが入ってきてグループが崩壊しかねません。
ルフィーはいつでも海賊王になるといっています。
そうしているからこそその夢を目指したい人が集まってくる。
ここでもし「おれは普通の海賊になる」とか「おれは海の支配者になる」とか言っていれば寄ってくるメンバーも変わっていたでしょう。
このブログも同じです。
ぼくが「教育」というテーマを扱って「もっといい教育力を身につけたい」、という一心でこのブログを作っています。その夢に目標に共感してくれる人たちがこのブログを読んでくださっています。
最近また読んでくれている人が増えてきて本当に嬉しいですね。
2 透き通った目
ルフィーは常に透き通った目で見ています。
その人がどんな過去を持っていようが、どんな経緯で今に至ろうが、そんなのは関係ない。ただ今の人を見て判断して仲間を集めています。
ゾロは海賊狩りとして海兵に捕まっていました。でもそんなのは関係なしに、ルフィーは「お前、おれの仲間になれ。」と誘います。
チョッパーがどんな過去を持っていようが関係ない。またその奇怪な姿も関係なしにチョッパーを仲間に誘います。
ルフィーが見ているのはその人の中の部分。
見た目とか肩書きとかは一切関係ありません。
そしてルフィーは人を誘うのに果たしてメリットを考えていたのでしょうか?
ウソップを仲間に入れる時、ウソップは最初、「またいつか会おうぜ」といってルフィーとお別れをしようとしていました。
そんなウソップに対してルフィーは「もうお前はおれたちの仲間だろ」とあっさり誘います。
ロビンがどれほど拒んでも、ルフィーはエニエスロビーまでやってきます。「もう死にたい」というロビンに対して「いきたいと言えー」と叫びます。
そのメリットデメリットを考えない彼の態度に救われた人がどれだけいるでしょうか。
これこそが本当の愛なんだと思います。
自分に都合がいいのか悪いのか、そんなことはお構いなし。
ただその人がいいやつだから、そいつが仲間だから。
これほど強い愛は他にないかもしれません。
以上2点がルフィーの人間関係のあり方です。
マンガから学ぶものはたくさんあります。そしてそのキャラクターの生き方にも影響される人がたくさんいるでしょう。
これからもこんな視点を増やして情報提供をしていきたいなと思います。
この知識を単に「あーなるほど」で終わるのでなく、
てことはこれにもこの知識は使えるな!
お、このマンガとあのマンガの主人公は似ているぞ
じゃあこのマンガの主人公はなんで人気なんだろう
そういった視点で一度マンガを読んでみるのも楽しいのかもしれませんね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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