短編〜学歴に縛られる人、現実を動かす人〜

ったこと、伝えたいことを文にして相手に響かせるのはなかなか難しい。


僕自身、ブログを始めて半年。
まだまだ文章次第で伝えられることがあるのだろうなと感じています。


自分が未熟なばかりに、相手に誤解されたり伝わりきれなかったり、、、、


でも、日々どうしたらもっとうまくなれるのか
そこに焦点を当てて書いていたりもします。

てことで今日はフィクションでも書こうかなと笑


いきなりですけどね、僕の練習に付き合ってください。





<この物語はフィクションです>



外からザーザーという大きな音が聞こえる。

「梅雨がやってきたのか」

そんな中、おれは今日も大学に行く。


大学といえば、新しいことに出会い、たくさんの知らない人とも出会える素晴らしい場所だと高校の先生は言っていた。自分の可能性をさらに広げられるいい時期でもあるんだと。
だが、俺はそんなこと決して信じない。


いや、信じれない。


おれはいきたかった大学におちたクズだ。有名大学にいってみんなから認められて、勝ち組の人生を歩むつもりだった。


でも、すべり止めで受かった大学なんかではどうせレベルの低いやつしかいない。そんなやつと一緒に過ごすなんてまっぴらごめんだ。

おれの人生は詰んだ、、、



「おい、こんなところでなにしてんだよ。」

友人の佐々木だ。あいつは俺の数少ない友達のひとり。わかるように俺は友達とワイワイやれるようなやつではない。だから自分から声をかけるなんてできないし、ましてやこんな大学だ。大したやつもいないだろう。


「おい、聞いてんのかよ、今週の授業の発表おれらだろ。ちゃんとみんなで準備しようぜ。」

「ああ、わかったよ」

こいつと出会ったのは四月の中頃。サークルの新歓で出会って以来、ずっとおれに声をかけてくる。なんなんだこいつは。大して頭がいいわけではないはずだし、特別かっこいいわけではない。おれの方が100倍いいに決まってる。


それなのに、あいつの周りには不思議といつも人が集まってくる。とくに何かをしているわけではないのに自然と寄っていく。まったくわからない、あいつのどこがいいのやら。


「じゃあ、おれらは4人で15分のプレゼンだから、ひとり5分くらいかな。」

「いや、ひとり4分だろ、計算しろよ〜」


と、メンバーのひとりがツッこむとどわっとみんなが一斉に笑う。
なんでだ、そんな簡単な計算もできないのかこいつは。そんな心の声を抑えている自分。


「おれ、ちょっと喉乾いたし、コンビニ行ってくるわ。みんなでちょっとだけ考えとって〜」


そう言って出て行く佐々木。残された三人でプレゼンの内容について話し合うことになった。


みんなの声よりもザーっという音の方が大きく聞こえる。こんなプレゼンなんかおれひとりでやった方がはやく終わるのに。



「ねえ。きいてるの?」


ふと我にかえると、同じメンバーの橋本さんが子供を叱る親のように怖い顔をしてこちらを見ていた。


「ごめん、きいてるよ」


「なんでいつもそんな感じなの?全然協力的じゃないしいーっつも、心ここにあらず、みたいな顔してるよね。」


「ごめん。」


「なにか気に食わないことあるんならいってよ。」


あー、彼女を怒らしてしまった。彼女は学部の中でも気が強くて有名な人だ。


「いや、べつにないけど、、、」


「嘘いわないでよ。なんかいつも見てると、お前らとおれとは違うんだよ、みたいな顔をしているよね。」


「、、、、、」


「おれは賢いんだって、おれはみんなとは違うんだって。どうせあれでしょ、どこかの国公立にでも落ちてふてくされてるんでしょ、いまだに。」


その言葉を聞いた瞬間、自分の中からはげしい怒りがこみ上げてきた。


「うっせーんだよ、お前らに何がわかるんだよ!!!お前らみたいに、こんな大学に来たくてきたんじゃねーんだよ。」


「だったらなんなのよ!!」


「おれはな、もっといい大学に入っていい会社に就職して、人生の勝ち組になる予定だったんだよ。それがこんなとこにきて台無しだ。ロクな奴いないし、レベルは低いし。佐々木だってプレゼンのリーダーみたいになってるけど、大したことねえだろ。」


「あんた、なにもわかってないのね。」


「はあ??」


「あんた佐々木くんと一緒にいて、なにも聞いていないの?佐々木くんも国公立落ちなのよ。しかも、京大。」


「だからなんだってんだよ!!」


「私は予備校が佐々木くんと一緒だったから、よく知っているわ。必死に勉強してて、毎日毎日頑張って、でもその努力が実らなかった。もう発表の日は大泣きして、しばらく家から出て来なかったわ。

でもね、

佐々木くんは決して諦めなかった。大学に入っても、おれがここでできることは必ずあるんだ、って言っていろんな活動をしているのよ。」


「、、、、」


「それに比べてあんたはなによ。いつまでもいつまでも他人を馬鹿にして、ありもしない幻想に囚われて、自分は他の奴らとは違う、意識が違うんだ、みたいなこと思って、、、もっと地に足つけたら?


もっと自分と向き合って、素直な目で周りを見てみてよ。口ばっかりいってないで、そんなに嫌なら行動おこして示して!!


そんなに他人を馬鹿にしたいんだったら、みんなにすごいと思われるぐらいになってみなさいよ!!!!」




「ただいま〜、みんなの分のジュースも買ってきたで〜」


と、いつもの調子で佐々木が帰ってくる。




おれはこいつと顔を合わせられなかった。
気づいたら部屋から出ていた。



傘も持たずに、勢いよく走って行く。


「おれってなんてみじめなんだ。」



雨はいつもより冷たく、強く感じた、、、
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