高校2年の3学期に読んで欲しい人生を変革させるオススメ本5選!

こんにちは、久次米智です。

今回は高校2年生におすすめの5冊を113冊の中から厳選しました。特にこだわったのは読みやすさと内容のバランス。

他にも読んで欲しい本はありましたが、何よりも読みやすく、読書をあまりしてこなかった高校生でも負荷をあまりかけることなく、でも内容がギュギュッと詰まったものを選んであります。

僕はよく高校生にいうのですが、

変化の伴った読書量=人生を謳歌する度

だと思っています。ただ読むだけでは意味がない。それならその時間で勉強したほうがマシ。でも、変化、変容、挑戦の伴った読書は大きな価値のあるものです。

これは個人的な見解ですが、本をよく読む人ほど人生で賢く、楽しく、成長のある人生を送れています。

この記事がそんな人生の一歩になれたら嬉しいですね。

目次

オススメ本5選いくで〜!

 

1 夢を叶えるゾウ

一つ目は、こちら。有名すぎて知っている人も多いかと思います。ドラマ化もされていましたね!

ダメダメな主人公の元にいきなり現れた、関西弁を話す謎のゾウ。ガネーシャと呼ばれるそのゾウは数々の偉人を引き合いに出しながら(いや、数々の偉人を教えてきたと言いながら)主人公を導いていくエンターテインメント小説。

この本では、
・人生で成功している人の習慣
・でっかいお金が流れてくる人の共通点
・トイレ掃除はなぜ大事と言われる?
・笑わせられるやつがすごい理由
・決めたことを続ける秘訣
・ワクワクで人生が楽しくなるには?
・実は疎かにしがちな〇〇の重要性
・学校や社会で貴重な存在になれる〇〇力

など、学べること盛りだくさん。特に、高校生でお金のことやお金を稼げる人の思考や行動を学べれる機会は少ないはず。

でも決して、お金を稼ぐ人だけではなく、僕は「受験で成功する人の思考や行動」ともリンクしていると思っています。
夢を叶える人の持つ共通点を物語を通じて笑って学べるのがこの一冊なのでぜひ読んでみてください。

主人公と同じ行動、思考をしてしまっている自分に出会うかもしれません。

2 チーズはどこへ消えた?

2つ目は、ちょ〜ページ数少ないのにギュッと中身が詰まったこの一冊。

アマゾンのレビューも1159以上もある(2021年1月現在)圧倒的影響力をもつ本ですね。多くの著名人も読んでいて、プロ野球選手の大谷翔平さんも愛読されているそうです。

登場キャラクターは、変化を怖れる慎重派の2人の小人賢くないけど行動派のネズミ2匹

ある時、チーズステーションと呼ばれる迷路のようなところを走り回っているとチーズがたっぷりあるのを発見し、2人と2匹はそのチーズで腹を満たしていました。

小人はこれで安泰だと安心して、危機感をもたず、そのチーズに甘えます。ネズミはあまり賢くないため、それでも迷路を走り続けながらもそのチーズを食べて暮らします。

そんなある時チーズがなくなってしまいます。そこから物語は本格的に始まります。

小人たちは「チーズはどこへ消えた?」「こんなことがあっていいわけはない!」と叫び、きっと今日はチーズがもとに戻っているに違いないと思いながら、チーズステーションCに向かっては、チーズがないことを確認するような日々が続きます。

一方、行動派のネズミは前の生活に戻ったかのようにとっくにその場を離れ、新しいチーズを探しに旅立っていきます。

そんな日々が続き、ついには小人の一人が「人生は進んでいく。ぼくらも進まなくてはならない」ともう一人の小人に言い残し、迷路へと駆け出していきました。(続きは本にて)

・・・さて、過ぎ去った2020年はどんな一年間だったかを少し思い返してみてください。きっと今までにないことがたくさんあったはず。

その時に自分はどう動けましたか?
周りの人はどう動いたのでしょうか?
自分は小人ですか、ネズミですか?
小人の中でも最終的に行動を起こした小人ですか?
それとも最後まで頑固に変化を拒んだ小人ですか?

この本では、チーズ・小人・ネズミという例えを使って、現代の人間の様子を細かく描写しています。変化速度が著しい今日にとって、ますます必要とされる一冊でしょう。

たった96ページの中に凝縮された学びは、高校生である皆さんに大きな影響を与えること間違いないです。

3 頂きはどこにある?

次に紹介するのも「チーズはどこへ消えた?」の著者が書いた本です。

谷間に住む不幸な若者が必死で山の頂へと登り、ある不思議な老人と出会う。

そこで若者は、仕事と人生における山の時期(いい時期)と谷の時期(わるい時期)を思い通りに過ごす方法を教わっていく・・・という話です。

人生誰だって生きていれば、いい時期も悪い時期もあります。でも、いい時期を長く過ごすための方法や、わるい時期からできるだけ早く抜け出す方法を言語化して実践している人は多くないはず。

そして、今後の人生でどうやったら山を増やせて谷を少なくすることができるか、も意識して行動に起こせている人は少ない。その過ごし方を山と谷という例えを使いながらわかりやすく説明してくれています。

ちょっと本書での言葉をご紹介しましょう。

『山と谷は繋がっている。今日の順境で過ちを犯せば明日の逆境を作り出す。そして、今日の逆境で賢明なことを行えば明日の順境を作り出す。』

『山とは、自分が持っているものに感謝するとき。谷とは失ったものを求めるとき。』

『谷から出る道があらわれるのは物事に対する見方を変えたときである』

『順境では感謝し謙虚でいること。状況を改善し、人の役にたつことを続ける』

もしかしたら、当たり前だ、聞き慣れた言葉だ、と思うかもしれません。そうですね、言葉だけをみたらそうかもしれない。

でも、物語とセットとなってやってくるこの言葉の重みはググッと自分のところにやってきます。

高校2年の3学期は受験生も同然です。

その受験期のなかで訪れる谷や山をうまく過ごすことのできる方法を知っていると、知らないで進む未来とは大きく変わっているかもしれませんね。

4 10年後、君に仕事はあるのか?

物語系の本から脱出して、次はバリバリの自己啓発本です。

この本の著者の藤原さんはリクルートで働いていたことがあり、スタディサプリでも登壇されています。

また、民間人校長としても活躍され、数年前には奈良県の一条高校でも校長をされていました。

そんな藤原さんが書かれた、10年後でも活躍する、生き残れる、仕事を手にすることのできるための指南書です。

高校教師である僕がはっきり言って、今の学校体制では将来の激動の時代で悠々と生き残れる人財を育てられることができません。

時代と学校の制度が合わなさすぎです。ただそれをどうこう言ってもどうすることもできないので、教師である僕は今ある環境の中で最善を尽くしています。

ただそれだけでなく、高校生である皆さんも自分ごととして本気で10年後を考えてもらわないといけません。

このままふわっと卒業して、ふわっと大学・専門学校に行って、それなりに就職できるやろうな、って思うのは大間違い。

2020年もおおきな、おおきな、変化のある一年だったはず。

これからは何があっても、何が起こってもおかしくない時代。むしろ、そこに適応できない人ははじかれていくことになります。

そんな時代で生き抜くために
そんな時代で家庭を持つために
そんな時代でも仕事を常に手にでき、楽しく生きるために、

具体的な内容が書かれてあります。

・これからの時代に生き抜くために必要な思考力、頭の働かせ方
・AI時代を生き抜くために必要な遊びの力
・「情報処理力」よりも必要な「情報〇〇力」

・人生100年時代の進路の決め方は?
・パズル型思考ではなく、レゴ型思考

・会社にポイされないための逸材になる方法
・仕事を手にする人の具体的な勉強って何?

などなど、これからの時代を生き抜いて、大切な人を守り、ワクワクする人生を送りたい高校生の皆さんはぜひ読んで欲しい一冊です。

進路に迷っている人も、何かのヒントに必ずなります。これを読めば、単に大学で決めたり、学部で決めたり、ブランドで進路先を決めたりすることも少なくなるでしょう。

5 「手紙屋」 蛍雪編 〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜

最後に紹介するのは、「勉強すること」の意味を一緒に考えてくれるこの本です。僕がおすすめして、これまで何人もの高校生の心を動かしてくれました。

話の展開としては、将来の進路に不安を感じている高校2年生の女の子が、謎の「手紙屋」と呼ばれる人と文通をする中で、
・勉強する真の意味って?
・何のために進学するの?
・自分で自分の人生に意味を与える大切さ
・テストで点を取るだけの勉強は意味がない?
などを学んでいくストーリーです。

ここで、本文で響いた言葉を幾つか紹介しましょう。

・勉強を一つの道具として見ること。
・その道具の正しい使い方を考えること。
・それを、自分を磨くために使うということ。
・自分に出来ることを増やしていけば、自分の人生に意味が生まれるということ。
・意志の力が弱い人は、何も得ることができないということ。
・その意志の力を強くするために、想像力を利用するということ
・家に帰ってから最初に座る場所で、人生は変わるということ。
・とりあえずできるようになってからが、本当の練習の始まりだということ。
・そして、「人」に興味を持つことによって「もの」を好きになることができるということ。

まあ、言葉を抜き出しただけではわからないかもしれません。文脈があって重みを増す言葉ですから。

ただ、間違いなく言えるのは、この一冊は真に勉強することと向き合ってくれているということです。

今、勉強する意味を感じれていない人
勉強しなきゃと思いつつ、そもそも勉強したくない人
なんとな〜く勉強をしている人
受験勉強が近づいてきて焦っている人
将来の進路を決めるのに不安を感じている人
勉強のやる気を出したいけど、出ない人
何かキッカケが欲しい人
これからもっと勉強を好きになりたい人

そんな高校生に読んで読んで読んで読んで読んで欲しい、おすすめ一番の本です。4月になってからでは遅い。部活を引退してから読むのは遅い。

高2の3学期だからこそ読む価値のある本です。

高2の3学期だからこそ読む価値のある本です。
高2の3学期だからこそ読む価値のある本です。
高2の3学期だからこそ読む価値のある本です!


そして勉強に行き詰まったとき、またやる気が出なくなったとき、目的を見失ったときにもう一度、いや何度でも読んで人生を切り開いていって欲しい。

まとめ

ということで、以上5冊の紹介を終えました。

どうでしたか?きっと読んだことのある本もあるかと思います。でも、それを行動に移せているかは別問題。

この記事は、行動に変化を起こして人生を変えていく高校生のために書きました。読むだけでは意味なし。

「夢を叶えるゾウ」でも主人公はゾウのガネーシャに、勉強した気になって満足して行動が変わっていないことを叱られていました。


でも、たとえ一冊でも読んで、その中のたった一つでも実践して行動を変えていったなら、それは本当に本当に偉大な一歩です。

ぜひ、行動を変えて、考えを変えて、日常を変えて、習慣を変えて、人生を変えていってください。久次米智は「何とかしたい!」と思っている高校生を応援しています。

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子育てに悩む親、後輩、部下を持つ会社員、塾の講師、、、 あらゆる教育者のためのブログです 体の内から爆発を!