教える時の目線を意識〜相手に伝わる平行線〜

かを教える時に、その内容や話し方、ジェスチャーなどは
意識するとは思うのですが、果たして目線にどれだけ気を配っているでしょうか?

よくあるのは、教える側は歩き回っている方が多く、教えられる側は座っているために、
どうしても教える側の目線が上から下になってしまうということです。
まぁ仕方ないか、の一言で終わらせればそれでいいのですが、
この目線によって伝わる度合いが数倍にも変わってきます。

1、物理的な目線
2、精神的な目線

1、物理的な目線

相手を上から下に向かってみる見方では、相手に威圧感を与えてしまいます。
そもそも教えること自体ですら、自分が上、相手が下、と思ってしまいがちなのに、
物理的にも上からの目線であると、相手はとても不快感を抱きます。

また、何か疑問を持ったときに質問したくても
いちいち顔を上げないといけないので面倒です。

ちょっとしたことだと思いますが、そのせいで
相手の質問の量が減ってくるという認識はもっているでしょうか?

ぼくは、個別指導の塾で講師をしていますが、必ず説明するときはしゃがみます。
そして、あいての目線と同じにして解説をします。

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あるいは、立つのであれば相手との距離をあけています。

大事なのは常に相手とのコミュニケーションをとれる姿勢でいること。
上からではなく、相手と平行にしてものごとを伝えることです。

2、精神的な目線

相手は、あなたが教えている立場である以上、自分よりできなくて当たり前だし
自分が簡単にできることでも相手にとってはできないことがたくさんあります。

まずは、それを認識しできない相手の立場を考えることが必要です。

よく、こんな人がいますよね

「なんで、そんなこともできひんねん!」

「そんなん簡単やで」

でも、相手からすればできないんです。
そして、あなたがそうやってプレッシャーをかけることで
余計にできなくなってしまいます。

だって、相手はできないから教えてもらっているのに
それを、「できるだろう」の一言で済まされたらたまったもんじゃないからです。

塾だけではありません。
私生活でも、学校でも、スポーツの場でもこの声かけは使われています。

相手ができないのはあなたの教え方が悪いから
相手ができないのは自分が伝えきれていないから

それが正しい認識であるのにもかかわらず、平気で相手ができると
思い込むのはどうかしています。
ましてや、できなかったのを相手のせいにする指導者など、
ロクでもありません。

ぼくは今まで散々とそんな指導者をみてきました。
はっきりと伝えていないのに相手にできることを強要させて
できなかったら罵声を浴びせる始末、、、、

情けないと思いませんか?

指導者にとって必要なのは
相手のレベルまでいったん降りて
そこから相手を押しあげていくイメージ。

そこは引っ張るのではありません。
あくまでもサポートにすぎないんですから、主役は相手です。

また、相手の目線を確保することで相手に伝わりやすい言い方がわかってきます。

たとえば、相手がゲームを好きならばゲームのキャラクターを例えに出してみるとか
ポケモンをしっているなら、ポケモンを題材にして使ったり
相手が高校生なら、高校生活のあるあるを話にはさんで伝わりやすくするとか、、、

(具体的なことはまた後々詳しく記事を書いていきます。それまでに一回考えてみてください。)

はい、てことで

この物理的な目線と精神的な目線、二つを意識しながら頑張って欲しいと思います。

ありがとうございました。

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子育てに悩む親、後輩、部下を持つ会社員、塾の講師、、、 あらゆる教育者のためのブログです 体の内から爆発を!