本当の意味のポジティブとは?コーチングに大切なマインド術

ジティブにいけ!

という声を何度も聞いてきました。

これは、特に野球やサッカー、その他のスポーツで特に多いように思われます。
また、受験期でも先生がこの言葉を使っています。

この「ポジティブ」とは一体何なのででしょうか?

イメージが湧きやすいように、実際の経験を踏まえてシーンを見てもらいましょう。


あなたは野球のコーチです。

3−1であなた側のチームは勝っていました。

しかし、ツーアウト満塁の場面。
ピッチャーの失投で相手にスリーベースを打たれてしまい、
逆転されてしまいました。

そして、それが決定打となり、あなたのチームは負けてしまいます。

そのピッチャーは試合が終わった後に大泣きをしていました。


さて、こんな時あなたならどんな声をかけますか?
どうやって選手に接していきますか?

あなたなりの答えを出してみてください。

、、、、、、、、、、、、

いいですか?

おそらく、
「泣いてたらあかんやろ、ポジティブにいかんかい。」

「男が泣いて情けない、そんな暇があるんなら練習しろ!」

「そんなことしても何も変わらんぞ、切り替えろ。」

こんな答えが出てくると思います。
実際にいろいろなコーチに出会ってきましたが、ほとんどの人はこんなことを言っていました。

ここで確認をしたいのですが、

コーチの役目とはなんなのでしょうか?
本当の意味でのポジティブとはなんなのでしょうか?
コーチングとはなんですか?

これに答えられるのなら、先ほどのような解答にはならないはずですね。

コーチングとは、相手の自発的な行動を促すことです。

そして、

本当の意味でのポジティブとは相手をプラスの方向に持っていくこと

ならば、ポジティブコーチングとは、

相手を促してプラスの方向に持っていけるようにすること

です。

プラスの方向に選手、生徒を持っていくためには「泣くな」、「落ち込むな」といってはむしろ逆効果です。

これは男と女の違いでもあるのですが、
日本では「男は泣いてはいけない」といった風潮が未だに残っています。

そして、これによって男と女で違いが出てきます。

つまり、
男はなかなか切り替えられない
女はパッと切り替えられる

というもの。

なぜなのかというと、
男は泣いてはいけないわけですから区切りがつけれないんです。

泣きたい、悔しい、落ち込みたい、

でもそんな感情は不要だとして押さえ込みます。

そうすると、本人の中でその気持ちがクズぶったままになるので
結果的になかなか切り替えられなくなってしまいます。

一方、女の子は泣いても何も言われませんよね?

だから、自分で折り合いを作ることができて
そのおかげで新しく前に進めるんです。

では、この話を踏まえた中であなたなら先ほどの状況でなんといいますか?

僕なら
「とことん泣け、とことん落ち込め」

と言います。

絶対に無理に泣き止まそうとさせません。
僕は何度も、悔しくて、思った結果がでなくて涙を流す選手たちを見てきました。

そして、そんな選手たちには必ずそのままの素直な気持ちを出してもらっています。

そうすると、選手、生徒の中で区切りがついて前に進めるようになれるんです。

これは自分に対しても言えます。

自分が何かに失敗した
うまいこといかなかった
満足な結果にならなかった
自分のエラーで試合に負けてしまった
勉強したのに点数が上がらなかった

そうであってもとりあえず、自分の素直な気持ちに従ってみる。

それが大事なんです。

ジャンプする時を思い出してください。

一度大きくしゃがんで上に飛ぶはずです。

それと同じ。

大きくしゃがんで(落ち込んで)、ジャンプする(前に進む)。

このマインドが大事なんじゃないかと思います。

しかしいつまでたってもグズグズいってられません。

ですから、落ち込むのはその日までとかに決めておいたほうがいいでしょう。

ぼくは落ち込むときは必ずその日が終わるまでを期限にしています。
それよりはやく立ち直ったならそれでもいいですが。

はい、てことで今回は落ち込んでいる選手、生徒に対してどういうアプローチでいくのか、でした。
今までの固定観念に縛られずにいろいろな方法を試してみるのが成長の一歩なんじゃなかなと思います。

今日も読んでいただいてありがとうございました。
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子育てに悩む親、後輩、部下を持つ会社員、塾の講師、、、 あらゆる教育者のためのブログです 体の内から爆発を!