さあ、何かを始めたい
何かをしたい
でも、自分のやりたいことがわからない。
そんな時は尊敬する大好きな人からヒントを得てみる。
【この物語はフィクションです】
「先輩、僕何が自分のしたいことかわからないんです。」
大学に入ってただ遊んでいる毎日に嫌気がさして、僕は何かをしようと決めた。
でもいざ考えると、自分が何をしたいのか、何が向いているのかわからなかった。
今まで、勝手にやるべきことはあったしそれに従っていけばよかった。
でも、今は違う。大学生になって自分から選択しないといけない。
「ほう、したいことね〜」
「はい。何かしないとって気持ちはあるんですけど、、、」
「ふ〜ん、でもさ、何かしないといけないわけ?」
「えっ、そりゃこのままだとまずいなって思います。
ただ遊んでいるだけなんで、もったいないなと。」
「それで何かをしたいんだけど、見つからないから困っているんだね。」
「そんな感じです。」
「そっか、じゃあどうしたらいいと思う?」
「ん〜、かたっぱしからやっていくってことですかね。
とりあえずドンドン何でもやっていく、的な。」
「確かにそれは有効だと思うよ、質より量。これってかなり大事。
量より質って人がいるけど、そんな人は圧倒的に量が足りてない。
いつも質を重視して行動に移せないんだ。
だから片っ端からしていくのって大事だよね。」
ゆうき先輩はいろんなことを知っている。
そして謎が多い。不思議なオーラを放っているから今相談している。
「じゃあ、それでいいんですかね?」
「まあ、そうだな。それでいいと思うよ。」
「、、、、、」
「何だ?笑」
「いや、もっと変わったことを言うのかなと、、」
「ははは、何か特別なことを言ってくれると期待したか笑
でもな、たいていのことは当たり前のことだよ。
それを実行に移すかどうか、ただそれだけ。」
「そうですか。」
期待してたからちょっと残念だった。
「、、、、まあ、もひとつくらい言っておくか。」
「え、お願いします。」
「自分がしたいことがわからなかったら、尊敬する、大好きな人を全力で応援しな。」
「尊敬する、大好きな人、、、」
「ああ、そうだ。もうメリットなんか
ほっといいていいからとにかくその人の夢を
全力で応援してあげる。ただただ奉仕をする。」
「それが僕のしたいことにつながると、、、?」
「そう。自分が尊敬する、好きな時点でその人と自分は共通点がたくさんあるんだよ。
そんな人を身近で応援する。そうするとその人が何でその夢を持ったのか、
どんな気持ちでやっているのか、どんな姿勢で取り組んでいるのか
その過程を知ることができる。」
「そうかもしれないです。」
「うん、そうすれば自分がやりたいことを考えるときに
同じようなプロセスをたどれる。あの人がこうやって
考えて夢をおいかけているのなら、俺の場合はどうだろう、ってね。
そうしたら勝手に自分のやりたいことなんて出てくるよ。」
「なるほど、大好きな尊敬する人を全力で応援する、、、か。」
「これで、少しは満足したか?笑」
「ま、まあそうですね。」
ゆうきさんと話しているとこっちのことが全て丸わかりな感じがするから怖いんだよな。
でも、言っていることは理にかなっている。
「じゃあ、相談はこれでおしまい。かーえろっと。」
そうやってゆうきさんは何事もなかったかのようにさっそうと帰って行った。
ん〜、おれの大好きな尊敬する人って誰なんだろう、、、
ん〜、
ゆうきさんな気がするけどな〜笑
もうちょい考えるか。
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