【個別塾講師】生徒の成績を上げる宿題の出し方のコツ(量、内容、レベル)とは!?

個別塾講師だけではなく、
他の講師や先生でも宿題は出すことになります。

その宿題の出し方次第で相手の成績の上がり具合が変わるし、
逆効果になってしまうこともある。

それだけ宿題の出し方って大事なんですよね。

いや〜、4年間くらいそれをずっと研究してきたんですけど
ようやく記事が書けそうです笑

目次

◇宿題の意図とは!?


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宿題の本来の目的ってなにか、というと
いかに生徒に授業以外で勉強する環境を作るか、です。

どれだけ授業で大切なことを教えても
どれだけ教えるのに時間を割いても

生徒がそれを身につけなければ
自分の授業はすべてムダになる。

悲しいですよ、これ笑

あんなに説明したのに!って。
(まあ、でもそれは先生が悪いんですけど。)

だからいかに

・塾以外で勉強の習慣を作るか
・授業で勉強した内容を定着させるか

が大事なんですよね。

◇宿題の出し方のヒント


はてな クエスチョン

・宿題が少ないと、、、

宿題が少なすぎると、生徒はその存在を忘れます。

いや、忘れるというよりか「まあ、いけるやろ!」
みたいな考えに陥ってやらない笑

そして前日とか、授業の数分前からやり始めるんです。

そんな生徒何人も見てきましたよ
こら!ってなります笑

そうするとせっかく習った内容も
一週間たってから宿題をするから
やり方も覚えてなかったりするんですよね。

で、
「先生わからへんかった〜」
とか言いやがってやらない。

いや、それ授業の次の日にやってたら普通にできたはずやん!

・宿題が多すぎると、、、

逆に多すぎると生徒はモチベーションが上がらなくなって
やりたくなくなります。

でもね、だからと言って量を減らすのは
お間違い
だと思っています。

その考え、甘いよ!

ここで何でモチベーションが上がらないのか
を考えてみることが大事ですよね。

宿題が多いと言われたから少なくするのではなくて、多くてもできる、多くても多いと感じさせない

その視点が大事!!!

生徒によって色々ありますが、

・宿題が多いと勘違いしている
・宿題は1日でやらないといけないと思い込んでいる
・宿題が何分で終わるか、を計算できない
・宿題は順番にやらないといけない
・先生が宿題のレベルの上げ下げを意識しないで出している

だいたいこんな理由に収まります。

これめちゃくちゃ大事ですからね!!
メモ必須ですよ!!!!笑

僕は平気で生徒に20ページの宿題を出したりします。
一週間でですけど。

別にその生徒は頭がめちゃくちゃいいのか?
というとそうでもなく

前までテストで20点、30点しか取れていなかった生徒です。

それでもしっかりとやってきてくれています。
勉強が苦手だったはずなのになんでそれをやってこれるのか

そこには工夫があります。

◇宿題ノウハウ

①宿題を分割させる技術をつけさせる!

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一つ目は宿題を分割させる方法を身につけるということ。

多くの生徒は一気にやらないといけない
と思っているからやりたくなくなるんです。

困難は分割せよ!

そんな誰かの名言がありましたが、
その考えをちゃんと教えることが大事。

量が一見多く見えても分けてみると
「えっ、意外と少ないやん!」
ってなるんです。

その視点を見せてあげる。

僕は宿題を曜日別に出すことがよくあります。

授業日が火曜日だったなら、

次の授業は来週だから、水曜日はここ、木曜日はここ
金曜日は何もなしで、土曜日は、、、、

そんな風に曜日で分けることで1日のタスクを把握して
遂行することができます。

一度にやらなくていいんですよ。

分けたら楽です。

その分けたら楽なのを体感させることが大事ですね。

②問題を終わらせる時間を予想させる!

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生徒の中で、宿題が何分で終わりそうなのか
それを意識せずにやっている人があまりに多い。

だからしんどいんです。

時間がわからないから、見通しが立たないから
ただ「多い!」となってモチベーションが下がる。

じゃあ、何分で終わるかを予想させたらいい!

僕はよく授業で生徒に対して
何分で終わるか、を聞いたりします。

「じゃあ、この問題しよっか、何分くらいで終わりそうやろ?」

そうやって聞いてタイマーをセットする。

別にそれで時間が間に合わなくってもいいんです。

大事なのはそこから何を学ばせるか。

タイマーをセットして時間を把握させて
自分ならどの問題がどれほどの時間でいけるのか

その感覚を養うと、本番のテストでも
めちゃくちゃ役立ちますよね。

先に終わりそうな問題からやって
時間配分を考えられるからです。

③宿題はレベルの高低を意識して出す!

えんぴつ 消しゴム

全部同じレベルだからしんどい。

だったら、レベルを徐々に上げていけばいいんです。

これは運動でも同じ。
いきなり100メートルのダッシュをしろ!
と言われても無理です。

アップが必要ですよね?

勉強にもアップが必要なんです。

だから、例えば相手が中学三年生だったら
一年生の計算の部分を最初にしてもらって
そこから難しい問題をしてもらう
、とか

最初に100マス計算でもいい。

それをしてから徐々にレベルを上げていく。

最初からぶっ飛ばすからしんどくなって
やりたくなくなるんですね。

だったら、できる喜びを感じさせてから
徐々にレベルを上げて本来やってほしいところをしたらいいんです。

だから僕は100ます計算とか、分数の正負も宿題に
出したりするし、多項式の計算とか一次方程式とか
それほど難しくない問題を宿題も出します。

復習にもなるし、アップ代わりにもなるし
一石二鳥。

もちろんちゃんと生徒に意図を伝えないといけないですよ!

いきなり出したら
「えっ俺ってバカやって思われてるんかな」
と勘違いする生徒も出てくるからです。

(実際にそんな生徒はいました。)

◇まとめ◇

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ということでどうだったでしょうか?

まとめると

レベルの上げ下げを意識して、曜日指定などをして分割させる技術を学ばせる。
さらに普段の授業でも問題を何分で終わらせれるか、を予想させて感覚を養う。

という感じですね。

もちろん全部実行する必要はないですし、
部分的にでも参考にしてもらえたらなと思います。

生徒によって本当にピンキリなので
宿題に過度な一般化はできません。

ですが、宿題の出し方にもちゃんとした目的があって
そのノウハウがあるんだ、ということを知っておいて欲しいなと思います。

ということで以上です。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!!

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子育てに悩む親、後輩、部下を持つ会社員、塾の講師、、、 あらゆる教育者のためのブログです 体の内から爆発を!