中学生で、
「英語の点数が伸び悩む。」
「英語を勉強しているはずなのに点数が上がらない。」
そんな言葉を毎年たくさん聞きます。
でも、彼らに共通するものがあるんですね。
それは、
英語の勉強で音読をしていない
というものです。
英語ができない人のほとんどが
音読を軽視してしまっている人なんですね。
それはなぜなのか、
この記事で解説していきましょう!
今からでも遅くないですからね!
英語学習に音読は必須!!
理由1 暗記力が5倍増す!?
まず音読をするメリットを1つ紹介しましょう。
それは、
音読をすることで、読めない単語が明確になる、
ということ。
そもそも人は読めないものは
覚えられない脳の構造になっています。
英語の読み方がわからないものは
どれだけ必死に頑張っても覚えるのはムリです。
音読をすることで
読み方がわからないものが
はっきりとわかってきます。
何が読めて、何が読めないのか
英語が書けても、読めなければ英語学習の効果は半減です。
さらに、音を出すことで
目で単語をみて、
口の筋肉を使い、
耳でその音を聞けて、
目で見るだけよりもたくさんの感覚を使って覚えることができます。
単語を覚える時も同じ。
長文を読む時も同じ。
そもそも全ての言語は「音」から始まり、
「文字」が次にできました。
最初の「音」をないがしろにして
文字だけで言語を扱おうとすることは
どれだけ言語に対して無礼であることでしょう。
そんなことはいけませぬぞ!笑
理由2 リスニング力がやたらと身につく!
「えっ、音読をするのに、リスニング力が関係あるの??」
って思った人も多いことでしょう。
確かにその気持ちはわかります。
毎年多くの生徒や親の方がびっくりすることですから。
(でも、英語指導者にとっては当たり前の話ですよ。)
じゃあ、今から英語の発音を書くので、
それで何と言ったのか当ててみてください。
いきますよ〜
「アイルテイキットゥ」
どうでしょう、この英語をうまく書けましたか?
答えは、
「I’ll take it.」
です。
どうでしょうか。
一つ一つの単語は大したことありません。
それこそ、中学二年生までの単語で聞き取ることができます。
しかし、一つ一つの単語を言えても、
文として英語を発音すると様子は変わってきます。
例えば今回だったら、
I will の短縮の
I’ll は「アイル」と発音し、
take の [ke] と it の [i]が
くっついて [ki] と発音されるからです。
『「an apple」を「アナップル」と呼ぶのと同じ理屈です。」』
普段から音を意識してきている人なら
これくらいはスラスラとわかると思います。
でも、普段から音をテキトーにしてきて
音読を粗末にしてきた人は痛い目にあいます。
上でみたように
もし、普段から正しい発音をしていれば
きっと聞き取って英語を理解したはずです。
しかし、自分が発音しないものは聞けないんです。
もう一回言います。
【自分が発音できない音は聞くことができない】
んです。
たとえ知っていたとしても
発音をわかっていなければ
音を聞いても理解できません。
発音することができるから
音を聞くことができるんです。
もうわかりますね。
音読がリスニング力をあげる理由。
音読をして正しい発音を意識していくから
発音できる単語が増え、さらに聞くこともできる。
音読をするときは単に声に出すだけではなく
ネイティヴを真似してみて
正しい発音をしてみてください。
そうすれば、今まで聞けなかった
英語の単語や文も聞けるようになり
リスニング力が上がってきますよ!
【音読はリスニング力を向上させる!】
理由3 長文読解速度が上がるから!
最後はもっとも大事な長文対策です。
これもまた、
「何で音読で読解速度が上がんねん!」
って声が聞こえてきそうですね。
でもちゃんと説明しますよ!
では、どういうことかというと、
例えばこんな英語を
みなさんはどの順番で読んでるでしょうか?
I saw a boy in the park yesterday.
きっとたくさんの人が、
I / saw / a boy /in the park/yesterday.
① ⑤ ④ ③ ②
私は 昨日 公園で 男の子を 見た
と日本語に直して
読んで言ったんじゃないでしょうか。
(そうじゃない人もいますよね?)
でも、この読み方だと最後の文まで読んで
また最初の方に戻っていかないといけない。
I / saw / a boy /in the park/yesterday.
① ⑤ ④ ③ ②
私は 昨日 公園で 男の子を 見た
この読み方をしていると
一文を読むのに最後まで読んで
また最初に戻って、、、
としていくから時間がかかります。
(これを返り読みという。)
でも、音読をすると
この「返り読み」が
できないようになるんですね。
だって音読をしていたら前の文に戻れないから。
(逆に黙読していると、簡単に目線を動かして
前の文に戻ったり、文の途中に戻ったりもできてしまいます。)
だから、音読をしながら
英語の内容を把握しようとしたら
I / saw / a boy /in the park/yesterday.
① ② ③ ④ ⑤
私は 見た 男の子を 公園で 昨日
としないと読めません。
こうすれば、返り読みをしないで
英文を読めるようになり
英語の読むスピードが一気に上がります。
音読の注意点!!
ただし、この長文読解速度を
上げるためには注意点があります。
これをするためには
ただ音読をしていれば
いいってわけじゃないんですね。
大事なのは、
【音読をしながら内容を理解しようと意識する】
ってこと。
例えば、
Ken is running in the park.
という文があったら、その英文を
音読した時に、「ケンが公園で走っているイメージ」
を頭の中で思い浮かべられるかどうか、です。
音読効果のまとめ!
さて、まとめると音読の効果は、
1 暗記力が増すから!
2 リスニングの対策になるから!
3 長文読解速度が上がるから!
です。
こうやってちゃんと音読をして
英文の内容を深めていくと、
今まで見えなかった英語の
世界を知ることにもなります。
もし英語の勉強をしてて
成績が伸び悩んでいたら、
それは音読をしていないからかもしれません。
毎日10分でもいいので
(中学生なら1日15分〜20分はしてほしい)
音読をする。
毎日音読する。
机の上での勉強に疲れてきたら立って音読する。
その時に、
単語の読み方を知って
内容を理解しながら正しい発音で
音読すること!
本当に変わりますからね!
英語は音読が命。
ではでは!
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